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断熱材を厚くして気密性を高めた家は作るべきではないという声が聞かれ始めました。昔と違っていまでは冷暖房装置の普及によって、どの家も設置が当たり前になっています。しかし、わずか40年足らずで忘れてしまっていることがあります。それは皆さんにもよく知られている吉田兼好の「徒然草」の中に「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。」で、要するに「家は夏を旨とすべし」でこれは昔からの定説で、日本人の心にすっと受け入れられる名句でした。ところがエコ・省エネハウスを造ろうとして設計する上で多くの人が考える定石は必ずしも当たっていないと思います。エコも省エネもその後ろにはハウス、家がつきます。そう家とはどのような状況になろうと暮らせなければいけないということです。例えば、エアコンのない時代、夏を重視していては、寒さのために冬は快適に過ごせない。しかし、冬を重視すると夏は暑過ぎて家の中で過ごせないと読んでいるのです。これが冷暖房機器の進化によって家の造り方が大きく変わっているのです。昔の家は、「夏をむねとすべし」で夏の住みやすさを優先して造られ、電気のない時代に、何百年も考えて造られてきたのです。最近では地球規模の異常気象や有事災害など、長期間電気が止まることも考えて造らなければいけないと思われます。夏も冬も厳しい気候の中で、日本の家はどのような要件を備えるべきか、高温湿潤な日本のことを考えて、夏でも家の中で過ごせる家を造りましょう。その点SPI工法は、夏と冬で衣替えができて、自然通気工法の施工技術であらゆる場面にも対応できます。